「アンガーマネジメント」を読んだ
「アンガーマネジメント」を読んだので感想を書きます。
怒りを感じるメカニズム、怒りを抑えるための対処法と長期療法、さらに適切な叱り方について解説した本です。 短いので1,2時間もあれば読めてしまうでしょう。
怒りを感じるメカニズムについて、 ある「出来事」によってその人の持っている「〇〇するべき」というコアビリーフが破られると「怒り」を感じると説明されていますが、 怒りを感じた後に冷静になってなぜ怒りを感じたのか考えてみると自分が何に重きを置いていたかわかったということが過去にあったので、 自分の経験と照らし合わせてもその通りだと感じました。
以前読んだマインドフルネスの本で、瞑想は自分の注意がどこに向いているかを自覚する力を養うと書いてありましたが、 怒りを抑える対処法と似ていると思いました。 また、怒りを感じたときは「こうしてほしかった」と相手に伝えるとよいと書いてありますが、 これはNVCに通じるなと思いました。
アンガーマネジメントといえばいかに怒りを抑えて冷静さを保つかという手法だと思っていたので、 叱り方についても1章割いていたのが意外でした。
叱り方については管理職やチームリーダー的な立場の人には特に有用だと思いますが、 本自体は立場問わずオススメです。